ロジカルリスニング

id:nino819のblogで紹介されて、彼に借りた本…ロジカルリスニングを読み終わったので僕の印象に残ったことを少しばかり紹介しようと思います。

・コンテクストとコンテント
コミュニケーションの要素は上記の2つで、日本語は高コンテクストといわれる。要は文脈重視で、暗黙の了解などが重視される。ところが、それには共通の前提が必要であり、新しい組織や多様性の高い社会では高コンテントなコミュニケーションが求められる。

・発言は氷山
氷山で見える部分というのは、一部にすぎず大半は海中に埋まっている。1つの発言にはさまざまなバックグラウンドがあり、そこは表現されない。だから、自分が発信する際は「コミュニケーションは受け手が決める」と考えてメッセージを明確にし、表現・言い回しに気をつける。また、自分が受信側の時は「相手の理と意図をくみ取る」スタンスが重要である。

・スキル教育における能力
スキルにおいて能力は保有能力と発揮能力の2つに分類される。いくら保有能力が高くても発揮能力が低ければしょうがない。逆もまた然り。ただ最近のスキル教本は発揮能力にしか言及されないことが多く、保有能力を高める必要がある。また勉強したことを、実践するには発揮能力を高めなければならない。


リーダについての言及も後半にはかなりあり、もしゼミ幹になったりしたら買ってみようかなぁ、とか思ってたりします。あと、この本ではかなり「バカの壁」という言葉が使われていたので、読んでみようかなともおもっております。

そして次に読む本は、ゼミの初回教科書

「知的複眼思考」刈谷剛彦

です。これは熟読してみなさんに紹介できたら、と思います。